■「魔法の治療法などない」-ホスホエタノールアミンから正しい教訓を学ぶ

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https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-10/e-an101716.php

調べられていない医薬品スキャンダルをどうやってより良い臨床につなげるか

Ecancermedicalscienceに発表された政策論文によると、世界中のがん研究者と患者は最近のブラジルの科学スキャンダルから学ぶことができる。

ブラジルでは「研究者」による患者への調べられていない化合物ホスホエタノールアミンの配布が広く知られる科学の大失敗になった。

効果が立証されていない化合物を医薬品として使用することの危険性は明白であるはずではないか?

「実際のところこの疑問は、患者が役にたつだろうと思うどんな種類の治療法でも試してみる権利がある、ということより深刻である」、と主著者のベルギーのJules Bordet研究所のNoam Pondé博士は言う。「根拠のない医薬品の危険性はより広範な社会的影響がある」

がん患者や彼らの代弁者は抗がん薬の発見プロセスははっきりせずいらいらすると思うかもしれないが、そのプロセスは臨床研究にとって必須である。

「医薬品の開発には実のところ「お役所仕事」のようなものはない、というのが主要メッセージの一つである」と著者のブラジルIsraelita Albert Einstein病院のFelipe Ades博士は言う。「実験室での研究も臨床試験も明確で特定の目的があって行われる。つまり新規医薬品候補の真の効果と安全性を調べるために。」

ホスホエタノールアミンの事例では、退職したブラジルの教授がセールスマンに化合物の合成方法を教え、セールスマンがそれをがん患者に売り始めた。口コミが広がってより多くの患者が化合物を欲しがった。問題は?ブラジルでは調べられていない化合物を医薬品として販売することは違法である、そしてホスホエタノールアミンは調べられていない。今でもスキャンダルが拡大する一方でこの化合物の有効性は不明である。

「何らかの理由で重要な臨床試験の段階を省略すると患者は危険な状態に晒される。治療を行うかどうかは臨床による科学的根拠無しに、恐怖と、偽りの希望によって決定される」

この論文で著者らはこの失態の入り組んだ法的もつれを説明し、倫理的影響を検討し学ぶべき教訓を示唆する。

「私はこのスキャンダルで人々ががんや、あるいは他の病気でも、魔法の治療法は存在しないことを理解するようになることを望む。そして善意を持つこと同様、良い研究方法が重要なのだということも」とPondé博士は言う。他の研究者や科学記者やがん患者もこの例から価値ある教訓を導き出すことを期待する。

オープンアクセス
Phosphoethanolamine and the danger of unproven drugs
http://ecancer.org/journal/10/681-phosphoethanolamine-and-the-danger-of-unproven-drugs.php
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/searchdiary?word=%A5%DB%A5%B9%A5%DB%A5%A8%A5%BF%A5%CE%A1%BC%A5%EB%A5%A2%A5%DF%A5%F3&.submit=%B8%A1%BA%F7&type=detail

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