■週末のPCIは死亡リスクが高い

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経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を週末に受ける場合、死亡リスクが高くなる可能性が新たな研究で示唆された。週末に入院してPCIを受けた患者は、平日に入院した患者に比べて死亡リスクが2倍であるという。

 PCIは血管形成術とも呼ばれる。米国立心肺血液研究所(NHLBI)によると、この処置では細い管(カテーテル)を用いて血管の狭窄や詰まりを開通させる。血管にカテーテルを(通常は大腿部から)挿入して慎重に心臓まで進め、必要に応じてバルーンを膨張させて動脈を広げるか、あるいはステントと呼ばれる網または金属の管を留置して開通を維持させることもある。

 今回の新たな研究は、米国で2004~2013年に実施された130万件弱のPCIの情報を対象とした。その結果、2004年には週末の入院は約12%であったが、2013年には21.5%になったことが分かった。週末に入院した患者の死亡率は約2%であったのに対し、平日に入院した患者の死亡率は約1%であった。また、週末に入院した患者は入院期間が長く(約4日対3日)、医療費も高かった(約2万4,000ドル対2万ドル)。

 この研究は米ニューオーリンズで5月10~13日に開催された米国心血管造影検査インターベンション学会(SCAI)学術集会で5月11日に発表された。学会発表された知見は一般に、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

 筆頭著者である米マウント・サイナイ・セント・ルークス病院およびマウント・サイナイ・ウエスト病院(ニューヨーク市)研修医のByomesh Tripathi氏は、「このような『週末効果』と呼ばれる現象については、見解が分かれている」と話す。

 一方で同氏は、「今回の研究は米国の実態を大いに反映しており、PCI施行患者の約5人に1人をカバーしている。そのため、この結果は統計的に重要なものである」と指摘し、「われわれの研究により、PCI患者では平日の入院との差は縮まってきているものの、週末の入院が入院中の死亡率の高さおよび入院期間の長さに関連していることが明確に示された。週末の医療へのアクセスを改善することによりPCIを受ける患者のアウトカムを向上できる可能性がある」と結論づけている。

資料 TMSジャパン
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