オピオイド依存リスクについての1980年のレター

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A 1980 Letter on the Risk of Opioid Addiction
N Engl J Med 2017; 376:2194-2195June 1, 2017
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1700150#t=article

オキシコドンのような強力なオピオイドの処方が米国とカナダで過去20年間で劇的に増加した。1999年から2015年の間に米国では処方オピオイドにより183,000人以上の死亡が報告されていて、何百万人ものアメリカ人が現在オピオイド依存症である。この危機の一部は医師が慢性痛にオピオイドを処方することのリスクは低いと言われたことである。1980年にこの雑誌(NEJM)に一パラグラフからなるレターが発表され、それが根拠が示されなかったにもかかわらず、リスクが低いという主張を支持するものとして広く引用された。我々はこのレターが発表されてから2017年3月30日までの文献計量学的な解析を行った。指標となる雑誌に608の引用があり1995年に長時間作用型オキシコドンであるオキシコンチンが導入されてからは測定可能な増加があった。引用文献に1980年のレターを含む論文のうち72.2%はこれを依存は希である根拠として引用していた。608論文のうち80.8%の491論文はこのレターで言及されている患者は入院患者であることを注記せず、一部は大きく結論を間違って提示していた。一方同時期にNEJMに発表
されたレターは引用回数の中央値は11回である。

結論として、1980年にNEJMに発表された5つの分からなるレターは、無批判にあまりにも多く長期オピオイド療法に依存は希であるという根拠として引用されてきた。このことが北米のオピオイド危機に寄与したと信じる。2007年にオキシコンチンのメーカーとその重役3人が規制機関や医師や患者を依存のリスクについて欺いたと罪を認めている。我々の知見は不正確な引用がどんな結果をもたらすかを強調し、過去の研究を引用する際には精査の必要性を強調する。

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