■軽めの朝食はNG?朝食と健康、最新の証拠

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1日のうちで最も重要な食事は、やはり朝食かもしれない。朝食を食べない人や、食べていたとしても軽く済ませている人は動脈硬化リスクが高くなることが初めて明らかになった。スペイン国立カルロスIII循環器研究所などの研究。ほかにも、朝食欠食者はウエストサイズが大きく、BMIや血圧、血中脂質や血糖値が高いほか、食生活を含むライフスタイルが不健康である傾向が示された。

健康的な朝食を食べることは、健全な体重やコレステロール濃度を維持し、心臓の健康を大きく増進させることが示されている。先行研究により、朝食欠食と虚血性心疾患リスクには関連があるとされているが、今回の研究は朝食とアテローム性動脈硬化症の関連を検討した初めてのものだという。

「朝食をいつも食べない人は、ライフスタイル全体が健康的ではない可能性があります」と著者のひとりでマウント・サイナイ大学のファスター医師。「この研究は朝食欠食が、心臓病のリスクを低下させるために率先して変えることができる悪習のひとつであるという証拠を提供しています」

今回の研究では、心血管疾患や慢性腎臓疾患を持たない男女4千人以上を対象に行った。被験者の食生活を推定するにあたっては、コンピュータ上でのアンケートを用いた。そして、朝食の摂取状況(1日の総摂取エネルギーに対する、朝食のエネルギーの割合)によって被験者を次の3群に分けて解析を行った。

?5%未満(朝食欠食や、コーヒー・ジュースなどのソフトドリンクのみ)
?20%以上(朝食摂取者)
?5-20%の間(低エネルギーの朝食摂取者)

各群の人数の割合は朝食欠食者群2.9%、朝食摂取者群は27.7%、低エネルギーの朝食摂取者群69.4%だった。アテローム性動脈硬化症は、朝食摂取者の群よりも欠食者、低エネルギーの朝食摂取者群で多く見られた。さらに、心臓代謝的なリスクマーカーにも同様の傾向があった。

朝食欠食者の群は、3群のうち最もウエスト・サイズが大きく、BMI・血圧・血中脂質と空腹時血糖が高かった。また、食生活が悪く、頻繁に飲酒や喫煙をするなどライフスタイル全体が不健康な傾向がみられた。そして、高血圧や過体重、肥満である可能性が高かった。

著者らによれば、肥満者の場合、背後にある要因を排除することはできないという。というのも、肥満者は減量をするために朝食を抜いている可能性があるためだ。

共著者でタフツ大学のペナルボ准教授は「心血管リスク因子における直接的な関連を除き、朝食欠食はアテローム性動脈硬化症の発現や進行につながる、総じて不健康な食事やライフスタイルのマーカーとして役立つかもしれません」と話す。

また、同じく共著者のカリフォルニア大学のディードワニア教授は次のように述べている。「不健康な食生活は通常、比較的若いうちに形成され、そのままいくと後に心血管疾患につながる可能性があります。子どものうちに小児肥満の形で表れることもあります。朝食欠食者は減量を試みたとしても、結局、より遅い時間帯により多くの不健康な食品を食べることも多いのです。朝食を抜くとホルモンバランスを崩し、概日リズムを変えることがあります。このように、朝食は一日のうちでも最も重要な食事であることが、今回の証拠から証明された真理なのです」

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0735109717393178?via%3Dihub

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